公共交通機関を利用する

外出をする際の移動手段、多くのご家庭では「自家用車」を利用されると思います。

地方で生活していると、電車やバスを利用する機会が少ないかもしれません。自家用車で移動した方が便利ですからね。

 

しかし、子どもが大人になった時のことを考えてみてください。

「普通自動車運転免許証を取得することができるか」、ということを。

 

運転免許を取得するためには、①自動車学校を卒業する、②運転免許試験に合格する、ことが必要です。

自動車学校を卒業し、運転免許試験に合格するためには、さまざまな能力とスキルが必要になります。

 

「将来、運転免許を取得させたい!」と思われるのであれば、幼少期からの取り組みが大切です。基本のからだづくり、安全に移動することができるスキル、親子で取り組むことができると思います。

 

その一方で、公共交通機関の利用の仕方を学ぶことも大切です。

万が一、運転免許の取得が難しい時は、公共交通機関を利用して移動できるスキルが必要となります。

 

「大人になったら、施設の送迎を利用したら良い」、それで本当に良いのでしょうか?

たしかに送迎が必要な方もいらっしゃると思います。移動支援を得て、社会活動に参加する方もいらっしゃいます。

 

しかし、私は、自分らしく地域の中で生きる、多くの地域活動に参加して充実した生活をおくるためには、「移動手段」を持つことが必要になると考えています。バス、電車、タクシー、公共交通機関を利用できることで活動の幅が広がります。

 

ぜひ、家庭においても公共交通機関の利用方法を学ぶことに取り組んでみてください。

まずは、駅やバス停に足を運ぶことから始めても良いかもしれません。駅のホームで電車を眺めるだけでも良いかもしれません。

大人になった時、安心して公共交通機関を利用できる力を育てる取り組みにチャレンジしてみましょう!