地元の小学校への就学を希望する場合、「登下校」をどうするか判断しなければいけないことがあります。
「朝は親が車で送って、帰りは放課後等デイの送迎が迎えに来ます」、これで良いのでしょうか?
子どもの安全確保を第一に考えなければいけない状況、危険の認識ができていない発達段階であれば、命を守るために送迎が必要なこともあります。この発達の段階であれば、地元の小学校だけでなく、総合支援学校小学部も選択肢として検討することが必要ではないかと思います。
私は、地元の小学校を希望するのであれば、幼稚園・保育所の年少の段階から「小学校まで歩く練習」を家庭で取り組んでほしいと思っています。大変かもしれませんが、親子で小学校まで歩くのです。
小学校までどれぐらいの距離か、どのぐらいの時間を要するか、我が子が歩くことができるのはどれくらいの距離か、いきなりは無理ですから子どもさんの力に応じて課題設定されると良いと思います。
小学校まで歩くためには、体力も必要です。周囲の安全を把握するための注意力も必要です。交通ルールを守ることも大切です。さまざまな力を統合して、初めて小学校まで安全に移動することができるのです。
「誰かがやってくれる」、ではなく、家庭で取り組むことは家庭で取り組む。
我が子の可能性を引き出すためにも、です。